ポスティングのベストな配布頻度はどれくらい?効果を出す配布計画

「ポスティングって意味ないよね」

「一回やってみたけど効果なくてやめた」

こんな会話をどこかで聞きました。

おそらく同じくらいの規模の事業者さん同士なのでしょう。

話も盛り上がって共感しあっていました。

私はその会話に割って入って「ポスティングは頻度が重要ですよ!」と訴えたかったのですが、さすがに控えました。

意気投合しているお二人の会話に水を差すわけにはいきません。

今回はその時伝えられなかった、ポスティングの効果的な頻度についてお話しします。

一般的な配布頻度って?

一般的に、ポスティングの理想的な配布頻度は「週1~月1回」だと言われています。

これを聞いて、「えっ多くない!?」と感じる方や、はたまた「そんなに少ないの!?」と思われる方もいるでしょう。

このリアクションは当然です。

業種によって、最適な配布頻度はかなり違ってくるからです。

例えばスーパーマーケットなら毎日が理想。

ウォーターサーバーなら半年に一回程度で十分でしょう。

そもそも同じチラシを複数回配布するのって意味あるの?

初めてポスティングを始めようとしている方ならこう思うかもしれません。

実は、複数回同じチラシを配ることは「心理学的に効果あり」ということが知られています。

あなたは「単純接触効果」という言葉を聞いたことがありますか?

例えば、社内に好きな人がいたとします。

でも共通の話題もなければ仕事で一緒になることもない。

そんな人と、どうやってお近づきになればいいでしょう?

答えは簡単です。

何度も姿を見せればいいのです。

業務に関する事務連絡も、プライベートな会話も要りません。

よくエレベーターで一緒になる、よく駐車場で見かける。

そんなことを繰り返していくうちに、自然と相手はあなたに好感を抱くようになるでしょう。

このように、「人は何度も目にするものに好感を抱きやすくなる」という現象を「単純接触効果」と言います。

これは人に対してだけでなく、商品やお店に対しても一緒です。

CMでよく見る商品Aと、聞いたこともない商品Bがあった時、中身がどうであれ商品Aを選びがちです。

このように、商品や事業の宣伝において、何度もお客様の目に触れて「単純接触効果」を引き出す事はとても重要になるのです。

もちろん、配布頻度を上げすぎるとクレームの元になります。

いくら好きな人でも、しつこくされたら嫌悪感を抱いてしまいますよね。

チラシに関しても同じです。

ただ、何でもかんでも配ればいいというわけではありません。やり過ぎ注意です!

ポスティングのデメリットの一つにクレームがあります。

あまりにも頻繁にチラシを投函してしまうと「何度も何度もチラシ入れてくるな!」とクレームを受けることになりかねません。

商品やお店に好感を持ってもらうために、業種ごとの最適な配布頻度を考えていきましょう。

業種ごとの最適な配布頻度とは?

スーパーマーケット

毎日が理想です。

少なくとも週に1回は配布しましょう。

食材は毎日消費され、買い足しの頻度も高いからです。

土日に安売りをするのであれば、金曜にポスティングする、など曜日を決めて配布するのも手かもしれません。

土日に購買意欲が高まるので、週1回の頻度で配布するなら月曜日、火曜日は避けて金曜日、土曜日に配布するのが良いと考えられます。

美容院

2〜3ヶ月に1回が理想です。

一般的に髪を切る頻度が2〜3ヶ月に1度と言われているからです。

ウォーターサーバー

半年に1回〜年1回が理想です。

買い替えの頻度が低く、一度契約してしまったらしばらくは変わらない、というタイプの業種がこれに当てはまります。

時期に応じて頻度を変える!?

配布頻度をあげるとその分コストがかかる、というのが悩みどころ。

そこで、季節や事業の特性に応じてポスティングを頻繁に行う時期と、そうでない時期に分けるという工夫も必要になってきます。

学習塾やスクール

一般的な学習塾の他にも、英会話教室、ダンススクールなど一年で区切りになるような業種は新学期直前にポスティングの頻度をあげると効果が高いです。

何か始めよう、と思った時にその塾やスクールの名前を思い浮かべてもらえるか否かは大きな差になります。

オープンやイベントの前

新規にお店をオープンする場合、オープン1ヶ月前、1週間前、2〜3日前と予告的にポスティングを行うことで、大きな集客が見込めます。

出店直後も、配布頻度を週1回まで上げるなど工夫が必要です。

イベント時も同様です。

期間限定の無料体験や、セミナーなど、期間開始前〜期間中はチラシ配布頻度をあげましょう。

ポスティングは作戦で勝つ!

ポスティングはむやみやたらに頑張っても効果は薄いです。

はじめはあまり効果を感じられなくても、回数を重ねるごとに反響率は高まります。

それに加えて事業の特性を踏まえた配布頻度でポスティングすることで、さらなる反響を呼べるでしょう。

また、作戦は一度実行して終わりではありません。定期的な見直しが必要です。

反響率と配布頻度を照らし合わせて、どの頻度が最も効果的か検証していくと良いです。

事業者さんもお客様も笑顔になれる、そんなポスティングの最適解を見つけてみてください!

まとめ

  • 一般的な理想の配布頻度は月1回
  • 単純接触効果によってお客様に好感を抱いてもらう
  • 過剰な配布頻度はクレームの元
  • 業種ごとに最適な配布頻度、配布する曜日がある
  • イベントや季節に応じて配布頻度を変えるのもOK

配布計画を練ってポスティング を成功させましょう

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